超空のギンガイアン

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四獣神に支配された国ハルス。

国中に四獣神の分身である像が置かれ、人民は常に見張られている。人々は感情を出す事を禁じられ、長年無感情を強いられた大人たちは、笑う事、泣く事、歌う事を忘れ、毎日国の利益のために黙々と働く。決められた相手との子供を作り、子供は親からの愛情を感じることもない。

1000年もの間人民がその生活を続けている中で、四獣神の目の届かない地下の遺跡『G-ゲート』でかつての人間のように愛とともに暮らすシアの一族がいた。彼らはこのGゲートに太陽の光が届かないためいつも目を閉じているが、鎖骨の間に映像を脳に転送する事ができる『サードアイ』を埋め込む事で、暗闇の中でも全てを見渡す事が出来るようになっている。

シアの一族の長でもあるハミルとカレン。その子供であるソレイユとサンは愛情を注がれ幸せに暮らしていた。しかしある日、カレンの従兄弟でハルスから物資を調達する役職のダミアが、ハルスでの地位と引き換えに、四獣神にG-ゲートへのルートを教えてしまう。

四獣神はG-ゲートを襲撃。シアの一族を全て捕虜とし、無感情の矯正プログラムをかける。ハミルはソレイユとサン、そしてペットの宇宙生物ルキアンを家の隠し扉から逃がす。そして2人をできるだけ遠くに逃がすため、敵を揺動し、瀕死の重傷を負う。ソレイユとサンは協力しあい逃亡生活を続けたが、四獣神の部隊にサンが捕まってしまい連れ去られてしまう。

1人で逃げる中、ソレイユはサンを助けられなかったという後悔に苛まれる。そんな折、ある女性に出会う。彼女は四獣神に立ち向かうレジスタンス『フィフスゴッド』の救護班ラビトのリーダー、伊吹・レッドスターだった。そしてソレイユはそこにあった対四獣神用人型兵器『クレッセント』に乗り、敵を倒す。訓練を積まないと乗れないクレッセントに初回から操縦できるソレイユに驚く伊吹。伊吹から囚われた人々を助ける鍵が宇宙の果てと呼ばれる『ギンガイアン』にあると聞いたソレイユは、フィフスゴッドへ入れてもらうよう懇願。母艦である戦艦『ベオグラード・ザッハ』で宇宙へ旅立つ。

ソレイユの戦いが、今始まる。